STORY
中米ホンジュラスを代表する生産者から届いた、エキゾチックなゲイシャウォッシュド!
今回ご紹介するホンジュラスゲイシャは、COFFEE COUNTYさんから譲っていただいたロット。
ゲイシャらしいジャスミン系のフローラル、オレンジのような酸質、ラウンドな質感、ダージリンを思わせる後味と、どれをとっても良質なゲイシャ・ウォッシュドのプロファイルを感じさせます。
また、温度帯によってはほのかにスパイシーな風味、とくにブラウンスパイスの類を見つけることができ、そのエキゾチックな味わいは風味の複雑性を産んでいます。

このロットを手がけるのはロースター萩原も敬愛するホンジュラスでも有数のエクスポーター・San Vicente。クオリティマネージャーのアンヘル氏が所有する農園のロットです。
アンヘル氏とは2025年のSCAJでお会いすることができ、いくつもの素晴らしいロットを毎年届けてくれる感謝を伝えることができました。
これから先も末長くお付き合いを続けていきたい生産者のひとりです。

以下、買い付けをしてくれたCOFFEE COUNTYさんからいただいた産地情報を追記いたします。
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私たちが取り扱うホンデュラスコーヒーの殆どはサンタバルバラのコーヒーを主に取り扱うSAN VICENTE(サンビセンテ)からのものであり、アンヘルはここのクオリティマネージャーを務めています。
彼との付き合いはサンビセンテを初めて訪ねた2016年からになります。
コーヒー生産者としても3世代目にあたります。
2007年に購入、2009年から生産を始めたコルメナ農園は2011年にCOE初参加、これまで数々の上位受賞実績を誇ります(現在は同農園を手離しています)。
そんな中 2018年にエルドラドエリアに新しい土地を購入しました。
その一つがこのエル・タンゴ農園で、ここではゲイシャ種のみが植えられています。2021年に初めての収穫、以来コンスタントに高い品質のコーヒーを生産しています。
2023年5月に初めて訪問しましたが、森の奥にひっそりとある大木と共存する神秘的な農園です。なるべく元の自然な環境を壊さず、コーヒーと森を共生させたいとアンヘルは語っていました。
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BEANS DATA
- 【生産者】Angel Arturo Paz Ramirez(アンヘル・アルトゥーロ・パス・ラミレス)
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- 【農園】El Tango(エル・タンゴ)
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- 【地域】 El Dorado, Santa Barbara(サンタバルバラ、エルドラド)
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- 【標高】1,500m
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- 【品種】Geisha(ゲイシャ)
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- 【生産処理】Fully Washed(ウォッシュド)
- 【エクスポーター】San Vicente(サン・ヴィセンテ)