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2024年ブラジル買付、最後のリリース!とろける口当たりのブラジルPN!
Fazenda Do Serrado (ファゼンダ・ドゥ・セハード)は、ブラジルのミナスジェライス州カルモデミナス市にある小さな農園です。
ホセ・アントニオ・ペレイラ氏、妻のヴァレリア氏、息子のカイオ氏、フェリペ氏の5代目が農園を切り盛りしています。
農園の標高は1,100〜1,200メートル。栽培している品種は、アカイア、ムンドノーボ、イエローカトゥカイ、イエローブルボンです。
コーヒーは、チェリーが床に落ちないようにハンドマシンを使いながら、手摘みで収穫されます。
機械収穫されることが多いブラジルでは珍しい光景です。

コーヒーは1日に3回集められ、工場に運ばれて、ナチュラル、フルウォッシュド、ハニー、パルプドナチュラルの4種類に加工されます。
コーヒーだけでなく、持続可能性を求めて乳牛も飼っており、コーヒー農園で必要な肥料のほとんどを供給しています。
また、コーヒーとミルクの生産に必要なすべての電力を供給する太陽光発電所も持っています。
収穫後、未熟豆と完熟豆を選別し、果肉除去後に3〜4日間パティオに広げて乾燥させ、その後機械乾燥させます。
水分値が30%~16%、16%~11.5%までの2段階に分けて乾燥させます。この2段階の乾燥の間に、水分値を均等にするために、木製のサイロで1週間ほど寝かします。

2024年にロースター萩原が農園を訪問させてもらったときも、現在の農園主であるカイオが農園内を案内してくれました。
コーヒーの持続可能性とクオリティについてしっかりと考えられ、それが実践されている農園だと感じました。
カイオはとても陽気なキャラクターで、終始軽口を叩いているような人なのですが、コーヒーに対する情熱と知識は間違いなく、熱意をもって語ってくれたことを印象的に覚えています。
到着したカップも実に素晴らしく、ブラジル現地でカップをとったときよりもよりフレーバー感が乗っているようなイメージを持ちました。
チェリーやオレンジを思わせる、瑞々しくも優しい果実感からは、カルモデミナスの美しい風景のテロワールを思い起こさせてくれます。
また、欠点豆も非常に少なく、手摘みとその後の丁寧な選別の仕事ぶりを感じます。
2024年のブラジル買付シリーズとしては最後のリリースとなるカイオのパルプトナチュラル、ぜひゆっくりとお楽しみください!
BEANS DATA
- 【生産者】Caio Pereira(カイオ・ペレイラ)
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- 【農園】Fazenda Do Serrado (ファゼンダ・ドゥ・セハード)
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- 【地域】Carmo de Minas(カルモデミナス)
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- 【標高】1,100m〜1,200m
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- 【品種】Yellow Catucai(イエローカトゥカイ)
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- 【生産処理】Pulped Natural(パルプトナチュラル)