STORY
熟した果実の甘さ!ニグセ・ゲメダ氏の手掛けるハイクオリティなナチュラルプロセスです。
2020年エチオピアCOEで優勝を果たしたニグセ氏が手掛けるShantawene WSは、周辺3km圏内の小規模生産者からチェリーを買い付けています。
シダモは極めて標高が高く、寒暖差が大きい為に病害虫のリスクが低く、時間を掛けてゆっくりとチェリーが熟します。
こういった環境や品種により、独特なフレーバーや果実味を生成していると考えられています。
ニグセ氏は両親から受け継いだ土地にて、16歳のころよりコーヒー生産に携わっています。
長い道のりをロバを使いマーケットへチェリーを運び入れていた時代もある苦労人です。
2020年のCOE優勝以来、ニグセ氏のコーヒーは世界中からオファーが殺到するようになりました。
クオリティ面同様に、環境問題への取り組みとして、周辺農家へ農薬や化学物質の使用を避けるという試みも行っています。
昨年はじめてこのロットをカップしたときもそうですが、一口啜るだけでフレーバーの個性が伝わる、素晴らしいコーヒーです。
今年は特にフローラル感じる果実味が強く、爽やかな余韻と相まって白桃のようなフレーバー。
温度が下がるにつれて、緑色系のフルーティさ、特にマスカットのように感じました。
ここまで複雑性とクリーンカップが共存できるのは、素晴らしい土地でそれに適した品種を、とても丁寧に生産しているからに他なりません。
素晴らしいエチオピアのナチュラルは、やはり他の生産地とは一線を画す特別なコーヒーだということを、改めて感じさせてくれるコーヒーです。
BEANS DATA
- 【生産者】シャンタウェネ周辺の小規模生産者
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- 【地域】Shantawene, Bensa, Sidamo(シダモ、ベンサ、シャンタウェネ)
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- 【標高】2,100m
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- 【品種】74167
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- 【生産処理】Natural(ナチュラル)
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