STORY
ジューシーな酸味とエレガントな香り。エチオピア単一農園の綺麗なウォッシュドプロセス!
今回のエチオピア/バンティ・ネンカは、エチオピアの農業開発企業であるMETAD社が手がけるロットです。
METAD社創業家は、コーヒーの栽培や取引の伝統を3世代にわたって受け継いできました。
創業家から「エチオピア商品取引所(ECX)」を創設し、COO(最高執行責任者)を務めた者も輩出しています。
METAD社の基本的な企業理念は、「責任感の強い良き隣人としての企業たれ」というもの。
当社の中心的な企業使命は、エチオピアの市民やコーヒー農家の社会的利益となるプログラムを提供することとされています。

厳格な品質管理基準の基、アラビカ生豆の栽培加工をおこない、北米、ヨーロッパ、アジアの輸入商や焙煎業者向けに輸出。
また、持続可能なコーヒー生産のために、ウォッシュトプロセスで出る排水の適切な処理や受粉対策のための養蜂技術、土地利用効率向上のための「間作」など、新しい農業技術も取り入れ、多くの国際認証も取得しています。
今回はそんなMETAD社から、農園指定のロットをご紹介。
通常、エチオピアでのコーヒー生産は、1Haにも満たないような超小規模農家によって行われていることが多く、彼らは近隣のウォッシングステーション(生産処理場)にチェリーを持ち込んでひとつのロットを形成します。
そのため、他のアフリカ諸国も含めウォッシングステーション単位での流通がほとんどです。
今回のような農園単位での買い付けは、コーヒーノキの栽培から生産処理・輸出までを一貫して行うMETAD社だからこそ可能な特別なロットです。

農園単位で流通させることのメリットは、その土地ごとのテロワールがより明確に現れることや、それに応じた栽培・生産処理指導を行えることです。
そのため、METAD社のロットは毎年のように素晴らしい品質のものを届けてくれています。
チェリーの果肉を除去したのち水路に流して選別、発酵によってミュシレージを取り除くウォッシュドプロセスでは、アフリカンベッドにて乾燥させるまでの間に7回もの選別を経ます。
そうして作られたウォッシュドプロセスは、紅茶のように透き通った印象があり、実に爽やかで上品なコーヒーに仕上がっています。

BEANS DATA
- 【生産者】METAD社、地元の小規模農家
-
- 【農園】Benti Nenqa(バンティ・ネンカ)
-
- 【地域】Guji, Oromia(オロミア州グジ)
-
- 【標高】2,150m
- 【【品種】74110、74112、Heirloom
-
- 【生産処理】Washed(ウォッシュド)
-