STORY
タンザニア北部の優良農園 × ケニア品種!ジューシーな果実味溢れるマイクロロットです。
東アフリカに位置するタンザニアは、スペシャルティコーヒーの生産で著名なケニアや、近年知名度と上げているルワンダ、ブルンジ、ウガンダと国境を接する国です。
そのコーヒー生産の歴史は古く、タンザニア北部では1920年代ごろからドイツ系の移民によってコーヒー農園が営まれていたそうです。
現在でも国内で生産されるコーヒーのほとんどをコモディティコーヒーが占めるタンザニアですが、ここ数年でスペシャルティグレードのものを目にする機会がとても増えたのを感じます。

今回お届けのAcacia Hillsは、まさしくそんなタンザニア・スペシャルティの代表格と言える農園かもしれません。
Acacia HillsのコーヒーはTHE COFFEESHOPで取り扱い始めて3年目。
毎年安定したクオリティの素晴らしい生豆を届けてくれています。

チェリーはまず畑で選別され、次にウォッシングステーションに運ばれて(主に夕方に)果肉除去を行います。
12〜13時間の開放発酵を行い、よく発酵したところでコーヒーを回して発酵度を確認。
その後、ウォッシングし、浮遊物と分けて、P1・P2のグレード分けを行います。
乾燥台で約13〜16日間(天候によってパーチメントの水分量が12%になるまで)乾燥させ、倉庫に送られます。

今回のロットはケニア品種としてよく知られるSL28の単独品種。
昨年も取り扱ったこのSL28ロット、品種由来のカシスやブラッドオレンジ、フルーツトマトのようなフルーティな風味が印象です。
比較的小粒で引き締まった印象のSL28、軽やかな浅煎りに仕上げているので、軽い質感でスルスルと飲める口当たりですが、温度が下がるにつれて飲み口の滑らかさが増していくイメージがあります。
それに伴って、温度帯によってはどこかトロピカルなニュアンスも。
この温度変化によってフレーバーの出方が変わる味わいは、毎年このAcacia Hillsのコーヒーに見受けられる特徴。
おそらく、これもこの農園自体がもつテロワールのひとつなのでしょう。
継続して購入すると、そういうことも見えてきて面白いですね!
今年も素晴らしい品質で届いたTanzania / Acacia Hills。どうぞお楽しみください!
BEANS DATA
- 【キュレーター】Leon Christianakis(レオン・クリスティアナキス)
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- 【農園】Acacia Hills(アカシア・ヒルズ)
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- 【地域】Oldeani, Karatu(カラツ、オルディアニ)
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- 【標高】1,750〜1,950m
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- 【品種】SL28
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- 【生産処理】Fully Washed(フリーウォッシュド)
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