STORY
コロンビアから透明感あふれるクリーンなGeisha Washedをご紹介します!
※こちらのコーヒー豆は5月20日焙煎のものをお届けいたします
このところ、コロンビアのコーヒーと聞くと身構える人が増えてきたように思います。
彼らが少し距離をおいてしまうのには、コロンビアがコーヒー精製の先進国だからこそ、特殊なプロセスのロットによく出会うようになったから、というのが一因になっているようです。
特に発酵技術が進んだコロンビアの一部農園では、アナエロビックやサーマルショック、イースト添加などによってかなりフレーバーのパワーが強いコーヒーを生み出しています。
それはそれで魅力のあるコーヒーではあるものの、やはり強すぎるフレーバー感によって苦手と感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんななか、今回ご紹介する『Colombia / Finca Villa Celeste Geisha』はどうぞご安心ください、トラディショナルなプロセスで作られた実にクリーンな魅力あふれるGeishaです!
感じるフレーバーはGeishaらしいジャスミンやオレンジブロッサムなど、フローラルな風味。
同時にアップルやピーチなど、甘やかな果実味も存分に味わうことができます。
また、やはり質感が素晴らしく、しっかりと甘さと酸の軸が通った中に透明感を感じる、"Structured"な印象。心地よい余韻と共に、「これぞトラディショナルGeisha Washed!」と嬉しくなるような美味しさです。
このコーヒーを届けてくれたのはコロンビアを専門にインポートするhaiz Coffee Import。
最近、現地の農園と提携して現地に新しいドライミルを建設、よりダイレクトで新しい形でのインポートの形を模索していく、と発表がありました。こ
れからの取り組みについても注目していきたいインポーターです。
以下、そんなhaiz Coffee Importから提供していただいた農園資料を引用させていただきます。

==============
ピタリートを拠点とする地域商社・チャポレラから、今期紹介してもらった生産者がオスカルです。
農園を手放す人も少なくないなかで、彼はこれまで取り組んできたウイラ北部の農園とは別に、ウイラ南部の地域に新たな農園を取得しました。
その決断と姿勢に、私たちは強く惹かれました。
同時に、これからの産地を担っていく若い生産者と、時間をかけて関係を築いていきたい——
そんな私たちの考えとも自然と重なったことが、取引を始めるきっかけでした。
今回ご紹介するのは、まさにその新しい農園で生まれたコーヒーです。
オスカルとは、今後の植え替えについても継続的に話をしています。
「長く関係を築いていくうえで、どんな品種がいいと思うか」
そう彼から相談を受けたとき、私たちが候補として挙げたのが、チローソとカトゥーラでした。
彼の農園の環境で品質が期待できること、そして品種としてのポテンシャルを特に強く感じているからです。
次に彼の農園を訪れたとき、すでに1万本ものチローソの苗が育てられていました。
私たちとの対話を受け止め、迷いなく次の一手を進めていたことが、強く印象に残っています。
オスカルの農園では、基本的に同一のプロセスで精製が行われています。
チェリーの状態で24時間のプリファーメンテーション(自然発酵)を行い、その後、セメント製の発酵槽で水とともに24時間発酵。
ミューシレージを洗い流したあと、ドライの状態でさらに24時間発酵させ、乾燥へと進みます。
コーヒー産業において、次世代の担い手不足は深刻な社会課題のひとつです。
オスカルは、こんな話をしてくれました。
「僕の周りには、同世代の生産者がほとんどいない。
子どもの頃は、コーヒー農家にならないように勉強しなさい、と言われてきた。」
一方で、彼はこうも語ります。
「スペシャルティコーヒーが広まり、状況は少しずつ変わってきた。
コーヒー農家の社会的地位が上がり、高い品質が求められるようになったことで、農業学や化学、工学など、大学で学んだ知識がコーヒー産業の中で生かされるようになった。
その結果、学びを得た若い世代が、またコーヒーの世界に戻ってきている。」
私たちが扱うロットの多くは、ゲイシャ、ピンクブルボン、チローソといった、いわゆるエキゾティックバラエティと呼ばれる高価格帯のコーヒーです。
こうしたコーヒーが存在することで、生産者が誇りとやりがいを持ち、生活の基盤となる収益を得られる。
私たちは、その事実を産地で何度も目の当たりにしてきました。
その背景にある価値を、日本のロースターや飲み手に伝え、広げていくこと。
それこそが、私たちがエキゾティックバラエティを多く扱う理由であり、大きな意義だと考えています。
==============