STORY
Project Originから届いたトロピカルなコーヒー、その名もSupernatural!
【Ethiopia / Masina Supernatural Tropicana】は、2015年World Barista ChampionのSasa Sesticが代表を務めるコーヒー生豆サプライヤー・Project Originから届いた特別なオリジンです。
Sasaといえば、WBC決勝でカーボニックマセレーション(CM)という特殊なプロセスのコーヒー豆を使用し、一躍世界にその名を知らしめた発酵プロセスの第一人者。
彼が手掛けるProject Originのコーヒーはそんな特殊プロセスのロットがいくつもありますが、中でも今回の【Ethiopia / Masina Supernatural Tropicana】は彼のNaturalへの知見が詰まったロットと言えると思います。
コーヒーの風味形成において、精製段階での発酵が重要なことは広く知られていますが、今回のロットはまさしく発酵によって生み出された熟した果実感、特にストロベリーやイチヂクを思わせるジューシーな風味が特徴的。
また、後味にはチョコレートのような甘さの余韻もあり、「いちごチョコ」のようなイメージが湧き上がってきました。
少し薄めの濃度感で抽出してあげると、よりフレーバーの開きを感じていただけるかもしれません。
ロット名についている【Masina】は、エチオピアAdola Woredaに位置するMasina Kebeleという土地の名前。ここにはProject Originがエチオピアで初めてCMプロセスを行ったウォッシング・ステーションがあります。
ウォッシング・ステーションの近くには川が流れており、地域の人々はそこを歩いて町や学校に通っています。
コーヒーは、Masina地域の小規模農家の裏庭(「ガーデン・コーヒー」と呼ばれる)で栽培されます。
チェリーは10月から1月にかけて収穫され、小規模農家のロットを組み合わせる洗浄ステーションに運ばれます。
コーヒーは手作業で選別され、未熟なチェリーと過熟なチェリーが取り除かれます。
チェリーは厚く積み上げられたベッドの上で陰干しされ、最初の3~5日間は発酵をコントロールするために定期的に裏返されます。
その後、チェリーは日中に間引かれ、夜間は「繭」と呼ばれるプラスチック容器の中に積み上げられ、5~8日間保管されます。
乾燥豆はその後、パーチメントの中で保護され、最終ミリングと輸出準備まで果実の風味を最大限に生かすために保管されます。
現地のパートナーであるプリムローズ社では、ドライミルでのさらなる品質管理と選別を行っています。
全体的な品質を向上させるため、最低限、色彩選別機と手選別テーブルを3回通過させます。
今回のロットはそのジューシーでトロピカルな風味から、「Tropicana」と名付けられたもの。
その特徴を最大限引き出すため、浅煎りに仕上げています。
ぜひ一度試していただきたいコーヒーです!
BEANS DATA
- 【生産者】マシーナ地域の小規模農家
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- 【エクスポーター】Primrose(プリムローズ)
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- 【地域】Masina, Adola(アドラ、マシーナ)
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- 【標高】1,950m~2,300m
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- 【品種】Heirroom(在来品種)
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- 【生産処理】Natural(ナチュラル)
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