STORY
ホットとアイスの両A面!安心するバランスの7月限定MIX!
7月限定の〈July Mix 2025〉は、いつものホットコーヒーはもちろん、夏ならではのキリッと冷やしたアイスコーヒーでも楽しみたい、両A面のミックスに仕上げました。

いよいよ夏本番!日差しもキツくなってきた7月に飲みたいのは、やっぱりキンキンに冷えたアイスコーヒーですよね。
とはいえ、冷房の効いた室内にいるときには、いつもと変わらず温かいホットコーヒーも飲みたいもの。
THE COFFEESHOPではどの豆もバランスがよくなることを意識して焙煎しているので、どのオリジンでもホット・アイスを問わず美味しく飲んでいただけるのですが、今回は特にどちらの抽出でも個性がきちんと出るようなイメージでブレンドを作りました。
まずミックスの主役として選んだのは〈エチオピア/バンコ・チェルチェレ・ナチュラル〉と〈コスタリカ/サンタロサ・1900〉の中煎り。
この2つのオリジンが合わさることで、ピーチやグレープ、オレンジのような複雑なフルーティさが生まれ、このミックスの顔となるフレーバーを作ってくれます。
次に加えたのは〈ブラジル/ファゼンダ・サンタ・エレナ〉の深煎り。
ブラジルはブレンドに欠かせないオリジンとして、異なる豆の個性どうしを繋ぎ合わせ、バランスを整える役割をしてくれます。
今回のミックスでは、特にホットとアイスの両A面がコンセプトになりますので、ブラジルが入らないことにはそのバランスの良さがうまく作れませんでした。
フレーバーの面ではあまり主張はしていませんが、役割としては非常に重要なポジションを担っているオリジンですね。
そして最後に〈グアテマラ/プリマヴェーラ・シスターフッド〉の深煎りを加えました。
配合としては少量ながら、このオリジンが入ることによって甘さや後味、コーヒーらしい苦味も加わり、味わいの奥行きを与えてくれます。
これもまた、両A面を実現するには欠かせない役割ですね。

完成したミックスは、ピーチやグレープのような桃色・紫色系のフルーティなフレーバーがあり、かつアーモンドのようなナッツ感、カカオニブのような香ばしさも兼ね備えた、複雑な味わい。
ホットにした時には、特にそれぞれの風味が次々と現れ、後味に黒糖のような甘さの続く、立体感のある一杯に。タイミングによってはフローラルを強く感じる温度帯もありました。
アイスにした時には、今度はキリッとした柑橘系のアシディティが前に立ち現れ、オレンジのような爽やかな酸味が楽しめるコーヒーになっています。
淹れ方のポイントとしては、どちらの抽出にしても、いつもより湯温を少し低めに設定すること。
高温で淹れてしまうと苦味や酸味が強く出過ぎてしまって、飲みづらさを感じてしまう場合がありますので、低めの湯温でバランスよく出してあげることを意識してみてください。
7月限定の〈July Mix 2025〉で、暑い夏を乗り切りましょう!

【ブレンド使用豆】
※季節によって旬の豆を使うため変更になる場合がございます。
エチオピア/バンコ・チェルチェレ・ナチュラル
コスタリカ/サンタロサ・1900
グアテマラ/プリマヴェーラ・シスターフッド
ブラジル/ファゼンダ・サンタ・エレナ
Art work by keeenue