STORY
上質なフローラル・スウィートネス。しみじみ美しいグアテマラ・ゲイシャWです!
美しく滋味深い、みんな大好きなゲイシャ・ウォッシュドです!
ゲイシャ・ウォッシュドの代名詞的カップコメント、”ジャスミン”。
このカップからもそのフローラルさを存分に感じますが、レモン・オレンジ系の柑橘のニュアンスが伴って、”オレンジブロッサム”という印象を持ちました。
酸味は明るく甘やかで、スウィートレモンのイメージ。尖った酸質ではないため、冷め切っても柔らかく丸い飲み口で楽しむことができます。
また、口当たりの滑らかさ、とろみ感があるのも大きな特徴。
温度帯によってシルキー→ミルキー→クリーミィな質感へと変化していきます。
これも良質なグアテマラゲイシャに時々見られる特徴のように思います。

エル・ピニャル農園は、22年前に設立された家族経営の農園です。
ゲイシャ、パカマラ、マラカトゥーラ、パカスといった価値あるコーヒー品種の栽培に専念しています。
設立に先立って、農園主ドン・アベルは20年近くをかけて専門家のアドバイスを提供し、1,000ヘクタール以上のコーヒーを植えてきました。
しかし、23年前、満を辞して自分の土地を購入。モンハス・ハラパの趣のある町で、彼は素晴らしいコーヒーの栽培に全身全霊を捧げました。
エル・ピニャルの卓越したコーヒー品質の鍵は、プロセス全体を通じて家族全員が積極的に関与することにあります。
収穫から厳格な品質管理、細心の注意を払った保管に至るまで、家族一人ひとりが最高のコーヒーを届けるために重要な役割を果たしています。

エル・ピニャルは設立以来、家族経営であり、全員がピッキング、加工、品質管理、乾燥、保管管理に何らかの形で参加しています。
農園でのチェリーの収穫は、最低18~20%という厳格なブリックス計に従って行われます。
収穫後、チェリーは農園の加工場に運ばれ、そこで果肉が取り除かれ、一晩発酵され、その後農園のアフリカンベッドに移され、10日間ほど乾燥させます。
また、エル・ピニャルは、地域社会に視覚と聴覚の健康サービスを提供する保健センターを通じて、盲ろう者保護委員会(ComitéPro ciegosy Sordosde Guatemala) を支援するコーヒー生産者協会であるACOGUAの一員でもあります。
コーヒー生産だけでなく、社会貢献にも積極的に取り組む稀有な生産者です。

BEANS DATA
- 【生産者】Abel Valladares(アベル・バジャダレス)
-
- 【農園】Finca El Pinal(エル・ピニャル農園)
-
- 【地域】Monjas, Jalapa(ハラパ、モンハス)
-
- 【標高】1,450m-1,550m
-
- 【品種】Geisha(ゲイシャ)
-
- 【生産処理】Fully Washed(フリーウォッシュド)