エチオピアCOEで1位を獲得したプロデューサーが手がける、まさに世界最高峰のスペシャルロット！

こちらの【PREMIUM CROP】Ethiopia / Tamiru Tadesse Tsema Double Cherry Anaerobicは、2021年度のエチオピアCOE優勝ロットのプロデューサーが手がけた、特別なコーヒーです。
今年のSCAJにも来場されていたTamiru氏は、2021年のCOE優勝をきっかけに、一躍世界中から注目を集める生産者となりました。
その丁寧なクオリティと、豆の持っている華やかでパワフルなフレーバーから、日本国内でも多くのロースターが取り扱っていましたので、コーヒー好きの方ならば名前を目にしたことがあるかもしれません。

今回、新年をお祝いする福袋のために特別に用意したのは、そんなTamiru氏の手がける特殊な精製のロット。
『Double Cherry Anaerobic』と名付けられたこのプロセスは、通常の嫌気性発酵プロセスに倍量のカスカラを加え、4日間発酵をかけたもの。まさしく世界最高峰の生産者が手がける、最先端のプロセスと言えます。

実は、ハイクオリティなロットを数多く取り扱うWAVY COFFEE ROASTERSさんより、特別に分けていただいたもので、このロットが味わえるのは世界でWAVYさんとTHE COFFEESHOPだけという、超貴重なコーヒーです。

豆のポテンシャルを活かしたいと、様々なプロセスにも挑戦していきたいと考えているタミルさん。
昨年はALO村の生産者から買付けをおこなった豆を準備し輸出をおこなっていましたが、COE以降は自社のALO COFFEE農園を17ヘクタール購入し、生産者としても業務に熱を注いでいます。
今後はさらなるカスタムプロセスなども視野に入れており、コロンビアやブラジルへ視察にも行ってみたいと話していました。

今回のロットの精製は『Double Cherry Anaerobic』という実験的なプロセスを経ています。
ハンドピックから6時間以内に赤いチェリーを水槽に入れ、floating作業をおこないます。完熟したチェリーは重い実で水に沈む傾向にあり、そちらの実をプロセスにかけていきます。
floating作業後、チェリーをタンクに入れ、そこに水とカスカラも混入し発酵させます。チェリーに含まれるミューシレージとカスカラのミューシレージで発酵を促します。発酵期間は4日間。試験的に進めているプロセスのため詳細レシピは非公開。

温度が高いときには熟したメロンやアプリコット、ストロベリージャムのような芳醇なフレーバーがあり、次第にブランデーやウイスキーのようなアルコール感・発酵感が顔を出してきます。さらに飲み進めるとアールグレイのようなティーライク、チョコレートのような甘さもあり、実に奥深くコンプレックスな一杯となっています。
後味の印象も心地よい甘さが長く続き、品質が高いとされるコーヒーに必要な要素を全て兼ね備えているといってもいいでしょう。エチオピアCOEで1位入賞を果たしたプロデューサーの実力は伊達ではありませんね。
さまざまな淹れ方によっても違った表情を見せるコーヒーですが、もしご用意できるのであればワイングラスで飲むのがおすすめ。鼻から抜ける芳醇な香りをよりダイレクトに感じていただけるはずです。

2023年の幕開けをお祝いするために特別にご用意した、コーヒー愛好家の方には、人生で1度は味わっていただきたいコーヒーだと思います。ぜひお飲み逃しのないようお願いいたします！