HOME > 商品一覧 > Nicaragua / Santa Maria de Lourdes(ニカラグア / サンタマリア・デ・ローデス)
100g1,200円(税込)
[111ポイント進呈]
【販売期間:2024年3月25日12時0分〜】
繊細で上品な印象のある、綺麗なナチュラルプロセスです。
高いポテンシャルを生かした中煎り前半。
背骨になるような明るい柑橘やストーンフルーツ系のアシディティ。
フローラルで、オレンジやチェリー、ブラウンシュガーのような繊細で滋味深い風味。洗練された質感で、ミルクチョコレートのような甘さの余韻が長く続きます。
豊かなフレーバーが開くエアロプレスがおすすめ!
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今回お届けのコーヒーはニカラグアを代表するスペシャルティコーヒーの生産者・エクスポーターであるPeralta Coffees(ペラルタコーヒー)が手掛けるロットです。 その安定したクオリティには世界中のバイヤーから高く評価され、流通量は年間50コンテナを超えています。 ペラルタコーヒーはペラルタ家の一族で運営され、いとこ同士の関係にあるフリオとオクタヴィオが指揮を執っています。 彼らはホンジュラスの国境近くにあるモソンテの街周辺に、七つの農園とドライミルを所有しており、そのエリアはディピルトやサンフェルナンドと呼ばれ、コーヒーの名産地として知られています。
中米に位置するニカラグアという国は、個人的にも大好きな生産国のひとつ。 ただ、コーヒー生産者たちの置かれている状況は決して恵まれているとは言い難い環境にあります。 ひとつは政治的な不安定さ。2018年には独裁的な左派の政治体制と貧困による不満が国内で爆発、過激化したデモにより数ヶ月間政府機能が停止するという事態に陥りました。 もちろんコーヒーの輸出も滞り、収穫が済んだコンテナごと廃棄せざるを得ない生産者も現れ、多くのコーヒー生産者が離農してしまったそうです。
また、比較的産地の標高が低いニカラグアでは、気候変動の影響を大きく受けています。 低地ほど乾燥し雨が降らなくなり、半年間の乾季にコーヒーノキが耐えられなくなってきているそうです。 かつては標高1,000mの地域でもコーヒーの栽培が行われていましたが、今では難しく、また自然環境保護の観点から政府によって土地の開拓が規制されており、新たなコーヒー農地を作ることもできないと言います。
そんな困難な状況でも、ペラルタコーヒーは粘り強くビジネスを継続していきたいと語っています。 彼らが力を入れているのは品種の選定と精製の精度を上げること。 特にアナエロビックプロセスに実験を重ね、安定したクオリティのコーヒー作りを目指しています。 ここで大切なのは、決してファンキーで派手なフレーバーを生み出すためのアナエロビックではない、ということ。 クオリティに一貫性を持たせるための精製への取り組みは、今回ご紹介のナチュラルにおいても感じることができました。 ナチュラル独特の発酵感は最低限に抑えつつ、クリーンで甘い口当たりは丁寧な収穫と生産処理の賜物だと思います。 また、密度が低くアシディティがぼやけてしまいがちなニカラグアのナチュラルにおいて、しっかりと軸となる引き締まった酸味を感じることができるのは、発酵の工夫によるものかもしれません。 こういう背骨になるようなアシディティを感じるナチュラルプロセス、個人的に大好きなテイストです。
今年は他の生産国と比べてもニカラグアのコーヒーの出来が良いと感じていますが、このロットはその代表と言えるでしょう。 プロフェッショナルな仕事ぶりを感じるペラルタコーヒーのマイクロロット、ぜひお楽しみください!
洗練された質感とアシディティ!上品で滋味深い、ニカラグア・ナチュラルプロセス!