STORY
個性的に移り変わる豊かなフレーバー。ノルディックアプローチから届いたケニア・マイクロロットです!
カロゴト・ファクトリー(Karogoto Factory)は、ニュー・テカング生産者協同組合(New Tekangu Farmers Cooperative Society, FCS)によって運営されています。
標高1,708メートルに位置し、協同組合の中では生産量最大のファクトリーです。
このファクトリーはケニア中部・ニエリ県(Nyeri County)に位置し、ケニア山の山麓にあります。隣接するキリニャガ地区(Kirinyaga)と並び、この地域は濃密で複雑、風味豊かなコーヒーの産地として知られています。
「Tekangu」という名称は、組合が最初に管理していた3つのファクトリー、Tegu(テグ)・Karogoto(カロゴト)・Ngunguru(ングングル)の頭文字を組み合わせたものです。
このうち、Teguのコーヒーも以前取り扱ったことがありますが、それも実にユニークな味わいだったことをよく覚えています。

今回のKarogotoは初めて取り扱うファクトリー。
カップの印象はとてもコンプレックスで、温度帯によってコロコロと表情を変える面白い印象です。
温度が高いときにはベリー・グレープ系のフレーバーを強く感じ、全体的に紫色のイメージを持ちました。
冷めるにつれてフローラルな風味が前に出てきます。どことなくハイビスカスを思わせるような、ピンク・赤色のイメージ。
質感はスムースでクリーミィ。複雑に変化するフレーバーと合わせて、リッチな飲み口に感じます。
いわゆるケニアのコーヒーによく感じるカシス・オレンジのようなジューシー感というよりも、個性的に移り変わるユニークなフレーバーが味わえるKarogoto。ケニアの多様性を感じられる素晴らしいロットだと思います。

このファクトリーには、約1,800人の小規模農家がチェリーを搬入しています。
彼らは肥沃な粘土質ローム土壌でコーヒーを栽培しています。主な栽培品種はSL28、SL34、Batian、Ruiru11です。
この地域の年間平均気温は20.5℃、年間降水量は約1,400mmです。開花期は2月から4月にかけて起こり、主な収穫期は10月から1月です。
コーヒーの出荷は通常、3月から4月に行われます。

カロゴトでは、完熟チェリーのみをパルピングするための厳密な選別が行われます。
パルピング後、コーヒーは発酵槽で一晩発酵させられ、その後洗浄・グレーディング(P1、P2、P3、P lightsに分類)が行われます。
その後、10〜16日間かけてアフリカンベッド上で乾燥させます。
また、効率向上のために、従来の木製乾燥台から金属製テーブルへの置き換えも段階的に進められています。
品質基準は厳格に管理されており、工場長のエフライム(Ephraim)が、チェリーの受け入れからパーチメントの搬出まですべての工程を監督し、品質と一貫性を維持しています。