STORY
赤紫系フルーツ感じる、エキゾチック・ジューシーなブルンジです!
ブルンジのコーヒーといえば、独特なエキゾチック感・スパイシー感とともに、ジューシーな果実味を味わえるのが特徴。
今回ご紹介のKaramobo(カランボ)WSのコーヒーもそんなブルンジらしい味わいを全面に感じることができるコーヒーです。
メインに感じるのはグレープやブラックベリー、プルーンといった紫色系の果実味。
加えてドライオレンジやアップルなど、赤色系の印象も混ざり合い、ジューシーなアシディティを構成しています。
質感にはボリュームがあり、ミディアム〜ミディアムハイくらいのイメージ。
チョコレートのような甘さの余韻も相まって、飲みごたえのある仕上がりです。
そしてほのかに感じるのがどこかスパイシーな、エキゾチックなニュアンス。
甘さの余韻に混じり合い、スパイスの入ったチョコレートのように感じました。
このところあまりブルンジのコーヒーを取り扱えていなかっただけに、「コレコレ!」と思わせてくれるような素晴らしい仕上がりだと思います。

カランボウォッシングステーション(以下、WS)は2021年から稼働を開始しました。
ブルンジ北東部のムインガに位置し、Ruvubu国立公園の近く、美しい丘陵地帯の中にあります。
3つの丘(Karira, Kiryama, Masasu) に農地を持つ約1,000名の小規模生産者と共にコーヒーを生産しています。
このWSは「地域コミュニティにプラスの影響を与えながら、ブルンジが生み出す最高品質のコーヒーを世に送り出す」というミッションを掲げ、地域の生産者たちと共に歩調を合わせて成長することを大切にしています。
着実に生産量を伸ばしている中で、更なるチェリーの受け入れ態勢を整えるため、今年は乾燥用のアフリカンベッドを2段式へ改良しました。
受け入れスケジュールに気を取られることなく、今まで以上に品質にフォーカスすることを目指しています。

ウォッシングステーションに持ち込まれたチェリーは、収穫後6時間以内に果肉処理され、発酵槽での10~12時間のウェットファーメンテーションが行われます。
その後、カナルでの水洗と比重による4段階(A1~A4)のグレーディングが行われます。
ウェットパーチメントの状態で6時間かけて陰干しでの乾燥とハンドソーティングを行います。
乾燥工程には約28日間かけています。
2段式のドライングベッドで水分値18%までの間は下段、それ以降は上段での仕上げ乾燥が行われ水分値11.5%まで
下げます。
後に倉庫へ移しレスティングを行いながら最終的に10.5%まで乾燥させます。

BEANS DATA
- 【精製所】Karambo CWS(カランボ・コーヒーウォッシングステーション)
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- 【地域】Muyinga District(ムインガ)
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- 【標高】1,500〜1,700m
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- 【品種】Bourbon(ブルボン)
- 【生産処理】Washed(ウォッシュド)
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