STORY
フローラル&クリーミィ!パカマラの魅力溢れるCOE入賞ロットです!
THE COFFEESHOPでは毎度お馴染み、エルサルバドルのパカマラをご紹介します。
今回のロットは、COE2024 Experimentalにて見事11位に輝いた、プレミアムなコーヒーです。
カップの印象を端的に言うと、『フローラル&クリーミィ』!
高品質なパカマラ種に求められる特徴をしっかりと感じられるカップクオリティだと思います。
温度が高いときから一貫して感じるのは、フローラルなフレーバー。
特に白い花のような、上品で繊細なニュアンスがあります。

同時に果実感も感じますが、アップルや熟れたチェリー、洋梨、トロピカルフルーツのようなイメージ。
明確に特定のフルーツを感じるわけではなく、さまざまな果実の印象が次々と立ち現れます。
温度が下がっていくにつれてアシディティにTartaricが加わり、オレンジやベリー系の印象も。
また、クリーミィな質感は紅茶のようなニュアンスになっていき、一杯の温度変化を存分に楽しめるコーヒーです。
焙煎は高いポテンシャルを最大限活かすように浅煎りに仕上げていますので、抽出は収率を高めに、しっかりと成分を引き出してあげるアプローチを試してみてください!

ラス・ドゥアナス農園は、アロテペック・メタパンの1,910mに位置する農園で、花や松の木が咲き乱れるミラムンドの丘や、ラパルマの町などに囲まれており、絵のように美しい景色に囲まれています。
当初、ラス・ドゥアナス農園は、他の作物を栽培していましたが、現在の農園主であるグティエレス氏が指導者となり、コーヒー栽培のみに専念することを決めました。
しかし、農園へのアクセスは容易ではなく、自宅から距離も離れているうえ、道路がなく馬に乗って農園に行く必要があり、当初は、グティエレス氏一家も完全に納得していたわけではなかったといいます。
それでも熱心にコーヒーや環境を大切にするグティエレス氏の姿をみて、いまでは家族それぞれが非常に熱心に仕事に取り組んでいます。
その熱意は、今回のCOE入賞として見事に結果として現れています。

「ラス・ドゥアナス農園は小さな農園だが、大きな夢を抱く場所だ。」そう語るグティエレス氏一家は、いつか自分たちのカフェやレストランを開業し、エルサルバドルのコーヒーの品質の高さを理解してもらうこと、自分たちの製品を輸出し、この地域の生産者を支援して、より良いコーヒーを生産することを目標としています。
BEANS DATA
- 【生産者】Enrique Mena Gutierrez(エンリケ・メナ・グティエレス)
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- 【農園】Las Duanas(ラス・デュアナス)
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- 【地域】Alotepec, Metapan(メタパン、アロテペク)
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- 【標高】1,910m
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- 【品種】Pacamara(パカマラ)
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- 【生産処理】Washed / Anaerobic(ウォッシュド、アナエロビック)