STORY
透明感と共に重なり合う、フルーティな味わい。滋味深いウォッシュドプロセスです!
ホルヘ・ディアス・カンポス氏は、ペルー、アマゾン地域、カハマルカ地区に農園を持つ生産者で、この地域に根付く協同組合(Norcafe)に所属し、高品質のマイクロロット生産にコミットしている組合メンバーの一人です。
彼のコーヒーは非常にクリーンで、複雑なレイヤーからなるフレーバーは毎年カッピングテービルでも際立っています。
彼の所有するラ・コルメナ農園は、標高1,900mに位置する3Haの土地に、ゲイシャ、カトゥーラ、ブルボン種が栽培されており、年間生産量は約70袋(4,900kg)と規模の小さい生産者です。
この地域は豊かな森林環境に恵まれており、精製時に使用される純粋で清潔な天然水源があります。
ディアス・カンポス家はもともとペルー高地からの移民で、コーヒー栽培のほか家族は家畜飼育や養蜂にも従事。
三男のホルヘ・ディアスは、2017〜2018年にNorcafe協同組合で働いた経験を活かして、自分の農園とコーヒーの品質を継続的に向上させています。
また、彼のユニークなアプローチとして、農園で養蜂を行なっています。
蜂がコーヒーの花の受粉を助け、コーヒーの風味に良い影響を与えるのだとか。
そして選別収穫、発酵、清潔な水での洗浄、乾燥までの全ての工程を丁寧に行なっています。
今回のロットはNordic Approachから購入したペルーのマイクロロット。
ペルーという生産国には、小作農でコーヒー生産を営む、とても小さな規模の生産者が多くいらっしゃいます。
このことは産地のユニークなテロワールを大切にするスペシャルティコーヒーにおいてはプラスに働くと言えます。
Nordic Approachは独自のルートからそうした個性的な生産者を見つけ出し、ともに品質向上に取り組む稀有なインポーターです。
今回のホルヘ氏のロットには、割合こそ不明なもののゲイシャが含まれた複数品種のミックスロット。
特に冷めたときに現れるハーブ感、色でいうとグリーン系のフレーバーにはゲイシャの面影を感じます。
ペルーらしい慎ましさの中に感じる品種ミックスロットならではのめくるめく複雑味。ぜひお試しください!
BEANS DATA
- 【生産者】Jorge Diaz Campos(ホルヘ・ディアス・カンポス)
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- 【農園】La Colmena(ラ・コルメナ)
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- 【地域】Cajamarca, Amazonas(アマゾン地域、カハマルカ)
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- 【標高】1,900m
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- 【品種】Bourbon, Caturra, Geisha(ブルボン、カトゥーラ、ゲイシャ)
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- 【生産処理】Washed(ウォッシュド)
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